2022年3月– date –

「あなたは大切な人」自分に向かって言ってみましょう。そう思っていなくても、自分が苦手でもかまいません。「あなたは大切な人」自分に言ってみましょう。何度か繰り返し、言ってみましょう。自分を大切だと思うことは、他の存在を想うことに繋がっていくでしょう。

話を聞いてくれる誰かがいるのは、とても幸運なこと。そのことに感謝しましょう。そして、話を聞いてくれる誰かがいなくても、嘆かないで。あなた自身が誰かとなり、自分の話を聞き、見つめ、自分を理解する機会にできるのです。全て幸運に変えられるのです。

あなたがいるだけで、ただ幸せと思う方がいます。何もしていなくても、あなたがそこにいること、ただそれだけで、充分に幸せと感じる方がいます。大切な方に置き換えて、考えてみてください。あなたもまた、同じような気持ちがあるでしょう。いるだけでいいのです。

あなたが持っている特別な何か。どこかの誰かが持っている特別な何か。誰か特定の人が持っているのではなく、あらゆる人が持っている特別な何か。だから地上は、神々が交流しているかのごとく、豊かなものになっていくのでしょう。そんな想像をしていきませんか。

な〜んにもしない時間。な〜んにも考えない時間。こういう時間を持ってみましょう。頭を空っぽにして、真ん中に整えていきます。バランスが崩れることは、生きている中では、当たり前にあることです。時々整えて、そしてまた生きていきましょう。

悲しみや苦しみを抱えている人、恐怖で怯えている命が、ただ微笑みを浮かべている姿を、思い描いてみませんか。色とりどりの花が咲き誇る大地で、心地よい風を受けながら、ただ楽しそうに過ごしている様子を、思い浮かべてみませんか。それは現実を変える力になるから。

ぼちぼちいきましょう。ぼちぼちでも、いいのです。毎日、がんばっているのなら、時々、緩めていきましょう。許していきましょう。ゆっくりすることを。のんびりすることを。ぼちぼちでもいいということを。

彼方にいる人や動物のことを、心配しないでください。愛する方々は幸せに過ごしています。今は、痛みや苦しみを味わっていません。安らかに心地良く暮らしています。あなたがただ、幸せであることを願っています。彼方からの愛を、今日を生きる力にしていきましょう。

周りの混乱に、目が回りそうな時には、ひととき、目を瞑ってみましょう。そして、自分の体を感じましょう。呼吸をする自分。床や地面に触れている足。鼓動。肌に当たる空気の流れ。あなたの中心にある静けさを感じて、自分に戻しましょう。

それが長くても短くても、あなたと過ごした時間、あなたと一緒にいた時間が、何よりも幸せなものだったと、彼方にいる人も動物も思っています。あなたと愛する亡き方の間には大切な時間が存在しています。その時間は、失われるものではないのです。